某北国の大学に通う日本人による日常と海外ドラマ(特にCSIとHOUS)や心に留まった情報を書き留めるサイト。ネタバレ多。たまに女性向発言あり。ついでにリンクフリー、コメント歓迎です。
by superdarling99
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30
妄想小説 「マウスユニット」
かなり以前のトリビアで紹介されていたらしいですが、フグの毒を計る単位にMU(マウスユニット)というのがあるらしいです。で、その単位がどんな物かと言うと、「一匹のマウスが死に至る量」らしいんですね。

人間の致死量は5千~1万マウスユニットらしく、また一匹のとらふぐの肝臓は57万マウスユニットらしいです。思わず頭の中で妄想が膨らみました。


マウ1    「おい、今日の晩飯は豪華だぜ!」
マウ2+マウ3+……マウ56万9999  「やったー!!」
マウ57万  「ふん、一々騒ぎやがって、結構な事だ。」

マウ共  「いっただっきま~す…!!」

マウ1   「ん?なんだか今日は味がおかしくないか?いつもより苦……ぐふっ、、、」
マウ2   「おいマウ1、どうしたんだ?ん…こ、これは!!しまった…皆!これは毒だ!」
マウ3   「何だって!皆、吐くんだ!そしたら助か…ぐふっ…」
マウ2   「マウ3!!しっかりしろ!」

(そして他のマウもバタバタと倒れる)
(だがアウトロー気取りのマウ57万だけはまだ食べていなく元気。そしてマウ3の死体の横に横たわる瀕死なマウ2に話しかける)

マウ57万 「おいおいどうしちまったって言うんだよ?集団自殺ごっこか?」
マウ2    「あぁ、お前はまだ食べてなかったんだな。良かった。」

(マウ4は苦しげにマウ57万を見る)

マウ2    「ふっ、皮肉なもんだな。人間を信じた俺達が死んで、信じてないお前が残るとはな…。結局お前が正しかったんだ。人間どもは俺達にただで食べ物をくれてるわけじゃないってな。」
マウ57万  「……」
マウ2    「だがこれで静かになってよかったんじゃないか?お前はいつも俺達が煩いって怒ってたもんな。ははは…、は、、、は、、、、」

(静寂がこだまするケージで1人佇むマウ57万。周りには動く物は無く、無数の死体と一欠けらの餌のみが転がる。ふと顔を上げ呟くマウ57万)

マウ57万   「─────静かだな」




研究者A 「で、実験結果はでたのか?」
研究者B 「はい。トラフグ1匹の肝臓は約57万MUと出ました。」

(データを見る研究者A)

研究者A 「あぁ、ちゃんとデータは取れてるな。ん?なんで最後の一匹だけこんなに摂取が遅いんだ?」
研究者B 「あぁ何故か一匹だけなかなか食べなかった奴がいたんですよ。結局食べたんですけど…」
(ここで研究者Bは不思議そうな顔をする)

研究者B 「先輩、一つ聞いてもいいですか?」
(研究者Aはデータ画面から目を離さずにうなずく)
研究者B 「先輩はマウスが自殺をすると思いますか?」

(研究者Aの突拍子の無い質問に眉を顰める研究者B)

研究者A 「お前なに馬鹿いってんだ?マウスがそんな事するわけ無いだろう。」
研究者B 「そうですよね、やっぱりそうですよね…」
(自分に言い聞かせるように呟く研究者A)

研究者A 「どうしたんだいきなり?」
(パソコンから研究者Aに椅子の向きを変えながら問いかける研究者B)

研究者B 「なんだか最後のマウスが自殺したように見えたんです。だっておかしいですよ、毒だって分かってるのに餌を食べるなんて!」
研究者A 「そりゃお前、そいつが馬鹿なだけじゃないのか?」
研究者B 「そんな事ありません!あいつは…アルジャーノンはマウスの中でも一番賢かったんです!」
(むっとしたように反論する研究者Bを見てあきれる研究者A)
研究者A 「お前またマウスに名前付けたな?処分するときに辛くなるからやめろってあれほど言ったのに。」
研究者B 「そんな事はいいんです!とにかくあいつは絶対分かってたはずなんです。なのに自ら食べたんです。きっと…きっと1人が嫌だったんだ、、、」
(自分の過去を思い出し、うつむく研究者A)

(研究者Aは一瞬表情を曇らせるが、ゆっくりと近づき研究者Bの方に手を置く)
研究者A 「だったら皆と一緒に死ねたんだ。今頃あの世で幸せなんだろうよ。きっと」
研究者B 「でもっ!」
研究者A 「そういうことにしとけ、な?」
(普段の仏頂面からは想像できない柔らかな表情で微笑む研究者A)
研究者B 「、、、はい」
(よしよし、と言いながら研究者Aは子供をなだめすかすときのようにBの頭をなでる)
研究者A 「先輩!もう俺は子供じゃないんですから!」
研究者B 「ははは、そうやって怒るところが子供だな」

(そしてそのまま話は研究者Bの子供時代に移る)



アルジャーノンが餌を食べた理由は、誰も知らない。



実際はこんな実験はしていないと思いますが、というか確実にしてませんが、私のマウスユニットイメージはこんな感じです。以上、妄想劇場でした。
[PR]
by superdarling99 | 2006-10-20 10:54 | 雑学的自分メモ
<< 昨日は徹夜 ぐふぅ… >>