以前から気になっていた
The Interpriter(公式サイトが無いのでとりあえずAmazon)を見ました。ニコール・キッドマン主演の政治サスペンスとでも呼ぶのでしょうか…?
あらすじ
アフリカのマトボ共和国の独裁者、ズワーニに対する国際制裁が議論されている国連でその陰謀は発覚した。国連の通訳として働くシルヴィアは、人気のない大会議場でズワーニ暗殺の陰謀を偶然に耳にしてしまう。数々の残虐な行為を弁明するために国連でスピーチすることになっているズワーニを屠らんとするものだ。
一方、シルヴィアの通報で国連の保安部は要人警護のスペシャリストを招く。その男、ケラーはシルヴィアの証言の中に些細な疑問を感じる。そして、マトボ生まれの父を持つシルヴィアは、反政府勢力と深いかかわりを持っていることが次第に判明する。シルヴィアは謀略に巻き込まれた被害者なのか、それとも暗殺をもくろむ容疑者なのか?そして、ズワーニが大会議場に登場する日がやってきた…。(
Gabastyle.comより)
感想
二コール様は相変わらず美しいです。あと社会派サスペンスと呼ぶそうです。とりあえず映画の舞台は主にニューヨーク。主人公が国連本部勤務の同時通訳者なだけあって本部も良く出てきます。そういえば国連本部での映画の撮影は初めてだそうです。
ここからちょっとネタバレです
冒頭にていきなりどこかアフリカ(後にマトボという国と分かります)で誰か分からない人たちがわけのわからないことをして、あまつさえ
「先生が宜しくって言ってた」などといって殺されます。一瞬映画を間違えたかと思いましたが、しばらくするとようやく通訳っぽいシーンに。抑えた感じの二コール様の通訳が流れてきます。その後ちょっと通訳っぽい感じの会話がチラッと流れ、フルートレッスングッズを持ち込んで怒られたりしてます。このあたりで「Pie in the sky」といってますが、どうやら「あてにならないうまい話(絵に描いたもち」という意味だそうです。そしてその後緊急退避命令が出ていったん帰りますが、忘れ物を取りに帰ります。そしてKu語でなにやらよからぬたくらみごとをしているのを聞いてしまうわけです。そして顔を見られてしまってさぁ大変。ここでショーン・ペン演じるシークレットサービスのケラーさん登場。しょっぱなから喧嘩腰の2人です。ここで二コール様はもらった名刺を返しちゃいます。かなり失礼ですね。ところで最近割と海外でも名刺を見かけますね。あれって本当に便利だと思います。特に写真入は人の顔をおぼえるのが苦手な私にとって大変ありがたいです。あと裏にQRコードでHPを載せたりする方もいるようです。話がそれました。
その後色々あり、ニコール様にはシークレットサービスと(派遣されてきた)FBIに監視される生活を送ることになります。が、シークレットサービスを撒いてみたり、タクシー代わりに使ったりとあんがい順応が早いです。こうしているうちに実はニコール様の過去(
実は候補者の一人(クマンクマン?)の元恋人だったり、マトボ育ちだったりと)色々判明し、実はテロ関係者かも?と疑われます。
そしてここから一気に話は飛んで
実はテロというか暗殺計画は奴の一人芝居だと解ります。そして切れたニコール様はSPから離れた奴に銃を突きつけて本の冒頭を読めと迫ります。なるほど確かに奴も昔は英雄だったようです。いったい何が彼を変えてしまったのでしょうか?そしてジャック登場。果たしてどうなるのか?といった感じでした。
最後に海沿いの公園で語らうシーンではあまりにも静かに終わってしまい、拍子抜けでした。もうちょっと何かこうロマンスがあってもよかったんじゃないかと思いましたが…でもこれでよかったのかな?あと腰掛けてるショーンが可愛かった。そうえいばショーン・ペンってWithout a Traceのジャックに似てますね。
評価
星3つ。思ったよりLOVEでそれなりにサスペンスな映画でした。色々と意味ありげな人物が出てくる割には伏線を回収できてない感が漂います。そのあたりは未公開シーンでちょっと分かったかも…。未公開シーンといえば、ニコールが「彼の事が好きなの?」とケラーの相棒に聞いたとき「ときどきね…」と答えてることにそうだと思ったのよ!!と興奮してしまいました。
サスペンスものにしては画面がカラフルなシーンもあってあまり憂鬱になららかったところがいいですね。