人気ブログランキング | 話題のタグを見る

某北国の大学に通う日本人による日常と海外ドラマ(特にCSIとHOUS)や心に留まった情報を書き留めるサイト。ネタバレ多。たまに女性向発言あり。ついでにリンクフリー、コメント歓迎です。
by superdarling99
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
某北国には死刑制度がないんです
そういえば我が日本国には死刑制度がありますが、某北国にはありません。お隣のUSAちゃんにはあるんですけどね。

去年かおととしぐらいに某北国で無期懲役だった人が冤罪だと再審で判決されて釈放されました。某北国人的には「死刑制度を持たないからこそ間違いを犯さずにすんだ」と喜んでいたようです。どうやら死刑囚になるような重犯罪者であっても、無実かもしれない可能性がある限り税金を使ってでも無期懲役どまりで死刑にしないほうがいいと思っているようです。私もそう思います。ただ日本の場合某北国よりもはるかに生活費が高いので囚人維持費が馬鹿にならないのです。

死刑制度を廃止すると犯罪率が上がるのでは?と思うかもしれませんが、そうでもないようです。某北国で死刑制度が廃止されたのは1900年代前半?らしいですが、実質死刑の執行は16世紀ぐらいから行われていなかったそうです。つまり500年ぐらい死刑はなかったわけですが、その間の重犯罪率(第一級犯罪っていうんですか?)は下がっているらしいです。

まぁ一国だけを見て一概に良いとはいえませんが、別に死刑制度が廃止になったとしても急に犯罪率が上がるということはなさそうです。

なぜこんな話を急にしだしたかというと、最近テレビでも話題になっている(ハズ…)布川事件で水戸地検が再審決定に対して東京高裁に即時抗告を出したからなんです。たぶんおそらくこの事件は冤罪だと思うんです。そもそも証拠がないのに自白だけで逮捕って法律違反ですよね…

強盗殺人は重い罪ですけど、死刑制度がどうこうというよりもまず冤罪をなくす努力をするべきだと思います。そうすればまったく反省のない重犯罪者に対して遠慮なく死刑執行できますし、無期懲役の税金の無駄使いも何とかなるのではないかと思います。

私は基本的に死刑は賛成派です。ただしほぼ間違いなく有罪だと確定できる場合に限り、という条件付でです。ただ今の状態だと冤罪の可能性も残されているわけなので死刑囚になるような重犯罪者であっても、無実かもしれない可能性がある限り税金を使ってでも無期懲役どまりで死刑にしないほうがいいと思っています。

しかし、もしも将来囚人から税金を徴収できるのなら最高刑無期懲役でも良いと思います。どこかに重犯罪者をまとめて隔離するんです。そうしてひたすら働いてもらいます。そうすれば間違って死刑執行してしまうこともないし、再審の可能性もあるし、それになんといっても自分の大切な人がシリアルキラーと一緒にすごすさずにすみます。そのうえ生産的です。資本主義の国としてはこれがベストなのではないかと思います。

なのになぜこうしないのか?それはおそらく人道的ではないからでしょう。しかしそれをいうならそもそも資本主義は人道的ではありません。死刑のようなモラルにかかわることは資本主義で測ってはいけないのでしょう。つまり最終的には、税金の無駄使い=人道的をとるか、資本主義=非人道的をとるかの問題になってくるのではないかと思います。

みなさんはどちらをとりますか?私は資本主義をとります。税金を使って教育に力を入れれば次世代のよりよい社会を買えるはずですから。
by superdarling99 | 2005-09-28 02:52 | 日常
<< 我が家にパソがやってくる 3 我が家にパソがやってくる 2 >>