某北国の大学に通う日本人による日常と海外ドラマ(特にCSIとHOUS)や心に留まった情報を書き留めるサイト。ネタバレ多。たまに女性向発言あり。ついでにリンクフリー、コメント歓迎です。
by superdarling99
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
容疑者 室井慎次 ★★★☆☆
昨日「容疑者 室井慎次」を見に行きました。賛否がはっきり分かれそうです。私は嫌いじゃないです。一緒にいた友人は眠たくなるほどつまらなく、金を返せ!といってました(そんな彼女は交渉人真下は大絶賛)のできっと人によるんでないでしょうか?私は真下は思っていたよりは面白かったと思いますが、べつに大絶賛というほどではありません。でも確かに脇役は良かったですよ。今回感想書きついでにこの前見た交渉人真下についても多少言及しています。


具体的なネタバレはないけど大まかなネタバレはある感想

踊る~のテンポが良く軽い感じが好きで、青島好きな方はあまりこの映画は好みでないと思います。なぜならこの映画は全編を通してシリアスで、途中に出てくるスリーアミーゴズ以外ほとんど笑えるシーンがないからです。さらに青島はもちろんでてきません。踊る~を娯楽映画だとしたら容疑者はヒューマンドラマに近いと思います。なのでシリアスな陰謀系が好きで、かつキャリア組が好きな方にはいいかもしれません。かく言う私は後者です。私はキャリア組がバンバン出てきたのでそれで満足です。ただ、シリアスな映画として見ても作品自体はそれほど良いものではありません。

まず、映像がいまいちです。カメラワークがありきたり。そして(ルクスの意味で)画面が暗い。そしてなによりキャラクターに現実味がなさ過ぎる。室井以下キャリア組は踊る~にも出てくるのでキャラクターの説明は要らずよかったのですが、初登場キャラでわりと重要なはずの敵弁護士の背景がわからない。そして踊る~や真下のような娯楽映画なら青島やスリーアミーゴズのような誇張のきいた現実味のないキャラを出しても大丈夫というかむしろそれが面白みになるのでしょうが、容疑者室井慎次のように重い映画に灰島弁護士事務所の面々のようなくせのある現実味のないキャラを出すのはそこだけ浮いてしまって不協和音でした。もう少し現実にありえそうな弁護士がよかったです。そして途中に出てくるスリーアミーゴーズですが、私はあのシーンはいっそ無かったほうがいいと思います。中途半端にあんなところで意味もなく出てこられてもなぁ…と思います。シリアスな雰囲気を壊すオマケに必然性を感じません。もしあそこで踊る~キャラを出すのなら青島が来るべきでした。そしてあのシーン最後のとってつけたようなあの台詞も不必要だと思いました。青島が来れないのなら誰も来ないほうがよかったです。とりあえず室井さんの過去や日常をほんのちょっと垣間見ることができるのでそのあたりはファンにとって嬉しいと思います。ゴハンを食べてるシーンとか初めてらしいですよ。

交渉人真下正義に続く二作目のスピンオフでしたが、もっとスピンオフしても良かったと思います。海外ドラマのスピンオフを例に取ると、踊る~と交渉人真下正義の関係は脇役(性格には6人いる主役の一人)が主人公になった「フレンズ」と「ジョーイ」の関係。そして容疑者室井慎次とは舞台が現場から法廷へと移った「Law & Order」と「Law & Order: Trial By Jury」の関係に近いと思います。踊る~のキャラの中でも娯楽要素の低いキャラである室井を主人公にするのなら他のキャラもあわせて娯楽要素を減らすべきだったと思います。合ってると思った脇役は佐野史郎演じる検事と津田弁護士(ヒロインの上司)ぐらいです。 田中麗奈演じるヒロインはまぁ、あんなものではないでしょうか?しゃべらない室井相手に頑張ったと思います。


結論

交渉人真下正義は真下のキャラが元の踊る~の真下と似ているので多少現実味がないキャラがいても違和感はなく、スピンオフ映画としては上出来。ただ、交渉人2を作る気がないのならあの結末は納得できない。いくらスピンオフのスピンオフである「警視庁捜査一課 木島丈一郎」で全貌がわかるかも!?だとしてもあの結末はいただけない。だって…ねぇ?明らかにXXはXXXないと思いませんか?

容疑者室井慎次はキャラの違いを無視して無理に娯楽を持ってこようとしたのが間違いだと思います。もっと徹底してシリアスだったらよかったのに…と思います。ついでにこの映画別に二時間スペシャルでもいいんじゃないかと思ったりもします。
ついでにこの映画も結末はすっきりしません。もやっとボールが貯まります。この映画中スカッとしたのは沖田君が灰島弁護士に吐いたあの台詞ぐらいなものです。交渉人真下は木島があるとして、この謎はいつ解けるのかな?まさか「刑事課強行犯係 工藤敬一(哀川翔さんの役)」とか作る気じゃないでしょうね?それとも「審議官 新城賢太郎」とかでも創るのでしょうか?
(9月3日追記)どうやら交渉人真下正義2は製作の方向で進んでいるようです。今度は飛行機とか…


評価

★★★☆☆。中途半端な娯楽要素が雰囲気を壊してたのでこの評価です。映画館はキャリア組が好きなら行ってもいいかもしれない。大画面に本庁の皆さんが移りっぱなしなのはこれが最初で最後かもしれません。私は一倉さんが好きなので今回とても満足でした。カットシーンが多そうなのでDVD特別版が出たら買うかもしれません。なんといってもあの人とあの人があんなところであんなことをしているシーンなんてきっとこの映画以外では見れないでしょう。

9月3日加筆修正
[PR]
by superdarling99 | 2005-08-29 00:08 | 映画
<< バンジージャンプする ★★☆☆☆ ルーブル美術館展 >>