allenさんの毎週勝手にブラックジャック批評より、
カルテ22:ピノコ大人化計画。
公園で美少年チンクと恋に落ちるピノコ。日がくれるまで四葉のクローバー探しなんてロマンチックですね。羨ましい…私なんて高校の時に校内(幼稚園から大学院までのエスカレーターだった)でものすごいかわいい幼稚園児二人が手をつなぎながらそこいらに咲いている花を指差して
少年A 「……これは何?」
少年B 「これはぺんぺん草だよ」
少年A 「うーんと、じゃあこれは?」
少年B 「…春紫苑」
という会話をきいてまっさきにあぁ、あのアルコールと一緒に摂取すると飛ぶやつか…と思ったぐらいロマンティックというものに縁がありません。しかし夢幻のように美しい光景だったな、、、多分疲れていたのもあるのでしょうがなんていうか長らく自分と縁がない世界です。
さて、BJ本編ですが写楽の邪魔が入ったといことは原作にあったべろチューはなかったということですね。じゃああの舌をかまれてちぇんちぇーに消毒されるシーンもカットですね。残念。ところでお化け鏡(体が縦に伸びて見える三頭身→8頭身)はこの話に出てきたんでしょうか?それとも別の話だったでしょうか?
あと映画のラインナップでは「ルードヴィヒ・B」「ユニコ」「人間昆虫記」しか知りません。帰国したら巨匠の全集でも見ようかしら。
黒男さんに嫉妬して欲しくてわざチンクのことを話すピノコ。女だな、、ピノコよ。厚化粧して「若いんだからすっぴんで勝負しろ!」と怒られるピノコ。ピノコの顔は「昔黒男が雑誌で見た可愛い女の子」の顔がモデルなんですからそのままが一番なんではないかと思います。
カフェで無理してブラックコーヒーを飲むピノコ(ブラックを飲むから大人という発想自体が子供な気がしますが、、、)やっぴり苦くて無理だった模様。これは原作にもあったような気がします。
自分が当て馬にされていることに気づくチンク。それでもピノコを罵らないとは将来なかなかいい男になりそうです。
急患として運ばれてきたチンクと自称「チンチクなご面相」のパパと割と美人だったような気がするママ。全身の臓器が左右反転していて手術しにくそうです。私はこの話で心臓が左右逆についている人がいるということを初めて知りました。それからというものは映画などで悪党が左胸を撃たれて倒れていても「おい、主人公!奴の心臓は右についてるかもしれないぜ」と思ったものです。遠くからならともかく私なら至近距離でしたら確実に頭を狙いますが、やはり脳漿が飛び散ってえぐいから放送コードにひっかるのでしょうか?それとも予算の関係で胸に撃ったほうが特殊メイク費が浮くからとかって言うことなのでしょうか?実際の警察官はどうしているのかきになります。自殺する時女性は頭を撃たない(顔が醜くなるから)らしいですが、やはりぐちゃっとなるものなんでしょうか?
さて、ピノコの機転でピンチを乗り越えた黒男。終わった後に
「ありがとうございます、先生」
「いや、私ではなくあの子に感謝するんだな」
「アンナ小さい子が、、、」
「あの子はプロの看護婦だ」
見たいな事を返していたはずですが、このシーンかなり好きです。二人の信頼関係と対等とまでは行かないけれども保護者と子供というだけの関係でないことが分かってかなりお気に入りです。
その後ピノコからのラブレターが届きます。私は昔てっきりチンクあてだと思っていましたが、チンクを当て馬として使っていた伏線を考えると黒男あてですね。そしてこのときの「この手紙の差出し人だがね…子どもじゃないよ」という台詞はてっきりピノコを立派な看護婦として認めたことの表れかと思ったのですが、ひょっとしなくてもこれは「当て馬を使うという高等技術をマスターした大人の女」のピノコに対する台詞だったのでしょうか?分からない私はまだ大人の女じゃないですね。えぇどうせ当て馬なんてできるあいてがいませんよーだ。とりあえず私はプライバシーを侵害されて「おちぇわちゃま」(お世話様)などとさらっといえるほどのいい女には成長していません。
今回も大人ピノコが出ていたらしいですが、どんなのか気になります。allenさんの記事にはイラストも載っていていい感じです。写楽の変装もかわいいですが、大人ピノコが見たいです。と無駄にいってみる。